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2010/04/07

sako kazunari さんと話す


関西を中心に活動している、ニュアンスを大切に
独自の「匂い」を持つブランド、(sako kazunari)
デザイナーの迫さんが事務所の方に来られたのですが、
そこで話したことがとても興味深かったので一筆。












まぁ、数多のブランドが混在し飽和化しているファッション業界の中でもファストファッションに関して。













インターネットとか見ていても、ファストファッションを揶揄することが多い中で、
ファストファッション然り、対極にあるデザイナーブランド然り、双方に長所短所あると思うのです。




ファストファッションであれば、一般的には「安く」というイメージが先行されがちですが、
それ以外にも、企画・製造・販売までのリードタイムが短いため、在庫切れといった機会ロスが生じにくい。


あと、このご時勢も加担して、注目度が高い。だから私たちにとってとてもとても「敷居が低い」ファッションなのです。
それは服そのもののデザインや値段に始まって、情報というもの他のブランドよりも多いと共に、自分の中に入ってきやすい。

とても「リアル」な形態のファッションだと思います。




ファストファッションの台頭は、ブランドが持つ価値を壊し、そして新たな価値を創造しました。






従来のブランドが持つ付加価値を頼りに、高価格(ファストファッションに比べて)の上に胡坐をかいていたブランドは、
淘汰され始め、倒産・廃止・縮小など各々ブランドを見直し今も尚、着地点を模索しています。(HEKIREKIも。苦笑)




対極に位置しているファストファッションと、デザイナーアパレル。

この両者も最近では、接点が出てきました。
UNIQLOとジルサンダー女史のコラボレートラインの「+J」

H&Mに関してはコラボレート企画は以前から行われていて、
過去ロベルトカヴァリ、カールラガーフェルド、
日本発上陸した際はコムデギャルソンと、そして最近ではジミーチュウと。



ファストファッションにとっては、自身の価値を高め新しい層の消費者を獲得することに成功した一方で
デザイナーアパレルは、単に価値を下げたに過ぎないと思います






デザイナーブランドは、等身大のリアルなブランドではないと思います。
皆、背伸びして、やっとの思いでデザイナーブランドを買う。そのことに優越感など何らかの価値を見出し、満足する。
そういうのがデザイナーブランドなんじゃないかと思います。

分かりやすく言うと、ずっと憧れの先輩がいて、それは所謂高嶺の花で、声も届かないような存在だったのに
ある日を境に、その先輩から陰湿なストーカー行為を受けるようになった。的な。 違うか(?




迫さんは、「棲み分けができていない」とおっしゃりました。


確かになぁ。と感じました。




ファストアパレル(価格)とデザイナーブランド(価値・デザイン)が手を取り合い合わさったら、HEKIREKIみたいな

小さなショップはどうすればいいんでしょうか?(笑) えない


こういう大手と大手がタッグを組むのは、駄目。とまでは言わないけれど、若手デザイナーや小さなショップが
育ってこないと思います。



そういう業界を俯瞰的に見て、何らかの行動を起こすことができるのは、上に見た大手にしかできないからこそです。

ネットではこのようなコラボレートを、「化学反応」だとか「価値の創造」だとか陳腐なイディオムではやし立てるけれど
そういうのは消費者がやることだと思います。

ファストファッションやデザイナーブランドをミックスさせて(意図的にせよ偶然にせよ)スタイリングしたら、
気分が高揚するようなスタイルリングができた!とか経験ありませんか?

ファッションが楽しい!と思う所以の一つに、これはあると思います。


今の時代、自宅をワードローブの中でデザイナーブランドの隣にファストファッションの服が、当然のように並んでいる時代です。




ファッションを自由に謳歌しているように見える消費者の皆様、決して自由なんかではありません。この世の中。

考えて、自分で判断することが大事だと、私は思います。





FASHION IS ATTITUDE, NOT STYLE.   誰かがゆーてました。





なんだか、利己的で自虐的なブログになってしまいましたが、まぁ頑張ります。笑









事務所、来週には開所できそうです。
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